

脳卒中後遺症──
それは、ある日突然、日常が途切れるような出来事です。
医療は、命を救ってくれました。
でも、「生活」は、誰がどう支えてくれるのか?
私は、患者さんやご家族の声をたくさん聴いてきました。
そして、こう感じたのです。
“脳卒中後遺症の本当のリハビリは、日常生活の中で始まる。”
診断書やカルテには、
「脳梗塞」「右片麻痺」「ブルンストロームステージII」
──と書かれます。
けれどそこに、
この物語は、その“人間の記録”を残すための試みです。
この物語で紹介するのは、
“完全に回復した奇跡の症例”ではありません。
むしろ、
です。
そこに共通するのは、あきらめずに「からだの声」に耳を傾け続けたこと。
当院では、脳卒中後遺症の患者さんに対して、
訪問鍼灸・マッサージ・リハビリ・YNSA(山元式新頭鍼療法)などを行っています。
私は医師ではありません。
奇跡の治療もできません。
けれど、
──そんな“ささやかな関与”を、積み上げることができます。
そしてそれが、
「自分の身体に希望を持つ」という免疫的な変化につながることが、何度もありました。
脳卒中の後、
「もう良くならない」
「こんな身体では何もできない」
と思っている方が、たくさんいます。
でも私たちは、そう思っていた方々が、
少しずつ生活を取り戻す姿を何度も見てきました。
“どこかに、自分にもできることがある。”
そう信じるための、物語という“道しるべ”を──
これから一つひとつ紹介していきます。
※本記事は、実際に当院で支援させていただいた方の体験をもとに構成しています。なお、プライバシー 保護の観点から、一部内容や表現に調整を加えております。あらかじめご了承ください。
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